Choregate,Inc

JUN

27

2016

CGWB 2016 Stockholm

Choregate World Blanch Projectファンのみなさま。
お待たせいたしました。デザインといえば北欧ということで、2016年はスウェーデンとフィンランドを巡る5泊7日の旅です。
まずは前半、ストックホルムのダイジェストをお届けします。
ストックホルムの街並み
[今年の日程] 
Day1:ストックホルム到着
Day2:ストックホルム散策
Day3:ヘルシンキへ移動
Day4:トゥルク、ナーンタリ散策
Day5:ヘルシンキ散策
Day6:ヘルシンキ散策からの帰国
中川謹製『旅のしおり』はこちらからご覧いただけます。

Stockholm Day 01

フィンランドを経由して、ストックホルムには、夕方に到着~! 早速『Nordic C』ホテルにチェックイン。
ストックホルムのホテル
アーランダ・エクスプレスのストックホルム中央駅の目の前というロケーションで、トリップアドバイザーでもエクスペディアでも評価4となかなか高評価のホテル。部屋の内装はスタイリッシュでシンプルな北欧デザインでまとめられていました。
ホテルのロビー
ホテルの内装デザイン
街角にて
到着が夕方ということもあり、ストックホルムの中心地「ノッルマルム」エリアをぶらっと歩いた後は早速ディナーへ! 
1日目のディナーの様子はこちらから
ホテルに常設されているICE BAR
そして、ホテルに常設されているICE BARへ。ICE BARは名前の通り、室内の壁、椅子、バーカウンター、ドリンクのコップまでもが全て氷でできているバー。ナイロンジャケットとか着ていれば大丈夫だろうなんて思っていたら、ケープコート(防寒)を着させられ、革手袋を渡され、かなりの重装備。それもそのはず、中に入るとそこはマイナス7度の世界・・・。マジで凍ります。が、室内の氷の壁は彫刻が施されていたり、赤黄ピンク緑青などのカラフルなライトが切り替わる演出がされていたりと、とても幻想的な空間でした。(氷にはブルーライトがあいますね) バーで出されるドリンクは、ウォッカベースなどのカクテルが多く、まぁこの寒さの中ではそうなるなと納得ですが、そんな強いお酒を飲んでも、中にいられるのは15分といったところでしょうか。
カクテル
この後、ホテルのバー(普通のバー)にて飲み直し。
いつまで経っても暗くならない北欧の夜。時間の感覚があやふやになりつつ、1日目は終了です。
ホテル内
体をぴったりと収納してくれるホテルのベットに脱帽。さすが家具デザインの宝庫、北欧です。

Stockholm Day 02

昨晩早く寝たメンバーは朝から絶好調!
スウェーデンの観光は1日しかないので、日程表より早く活動開始です。
町並み
町並み2
コアゲートメンバー
ストックホルム宮殿前の港まで移動すると、なにやら船上で大騒ぎしている若者達を発見。何をやっているのか聞いてみたところ、卒業パーティーなんだとか。
船上パーティー
後で調べたところ、どうやら6月は卒業シーズンらしく、『ステュデンテン』というスウェーデン独特のパレードでした。実際この日はいたるところでステュデンテンを目撃しました。しかしとんでもなくお酒臭かった・・・。
ステュデンテンの様子
町歩きをしていて気になったのは、歩道と区別された自転車道の存在。 デンマークに行ったときも、自転車道と自転車のルールがきちっとしているなと思いましたが、スウェーデンもママチャリに乗った一般人ですら、ヘルメット着用で手信号を出す文化には、驚くばかりでした。
自転車ロード
そして朝の散歩を終え、全員そろってノーベル賞にゆかりのある「ストックホルム市庁舎」へ。
市庁舎
ノーベル賞の晩餐会が行われる大広間、通称『青の広間』は、青色になるべき広間だったらしいのですが、レンガの赤色があまりにも美しかったため、そのまま残して、名前だけを設計通り「青の広間」としたそうです。
市庁舎内部 ノーベル賞の晩餐会が行われる青の広間
コアゲートスタッフ
トピックス

ストックホルム市庁舎は、1911年~1923年にかけてRagnar Östberg(ラグナル・エストベリ)氏の設計により建てられた建物。 ナショナル・ロマンティシズムの代表と言われている建物ですが、スウェーデンの歴史的な建築(主に、ヴァーサ時代に建てられたお城など)や、イタリアのフィレンツェやヴェネチアの宮殿などルネッサンスのイメージなども取り入れているらしい。

市庁舎内
エストベリ氏は、ストックホルムに古くから伝わる民話を象徴する彫像を、建物の装飾として飾り、その平面をスウェーデンの古城を参考にしながら設計したそうで、なんかスウェーデン愛を感じますね。 また当時活躍した建築家、デザイナー、画家、彫刻家らを室内装飾や庭園装飾のデザインのために採用したそうです。つまりストックホルム市庁舎は、当時のスウェーデンを代表するいろいろな芸術の集合体とも言えますね。
市庁舎内部
市庁舎内部
次に向かったのは「ストックホルム近代美術館」です。
近代アートにおける技法やジャンルの確立など、アートには詳しいデザイナー梶原の解説を聞きながら歩を進めます。 ちょうど草間彌生の展示期間中で、至る所に水玉があったのですが、外国で日本関連のものを見るとなんか親近感がわきますね。
ストックホルム近代美術館 草間彌生展
ストックホルム近代美術館
そういえば、北欧デザインで有名なマリメッコのテキスタイルの中にも、マイヤ・イソラがデザインしたKIVETとかアニカ・リマラのPALLPOとかの超人気ドット柄があるので、草間さんのアートは北欧人にも親しみを持ってみてもらえるんじゃないかと思いました。
ストックホルム宮殿
近代アートを満喫した後は、ストックホルム宮殿まで戻り、昔ながらの町並みや石畳の残る旧市街「ガムラ・スタン」エリアを練り歩きます。 宮殿内には入りませんでしたが、入り口に衛兵が立っていたのでパシャリ。12時と15時に衛兵交代式というセレモニーが行われるそうで、音楽隊や騎馬隊も登場するらしいですよ。
ストックホルム宮殿 衛兵
宮殿を横目に石畳を進んでいくとかわいい雑貨屋さんが並ぶ路地裏に。
小さいお店が多いですが、こんなところにオフィスがあったら楽しいだろうなー。
宮殿
街並み
ちょっとトピックス

ストックホルムは、ジブリ映画の「魔女と宅急便」の舞台になったと言われている街ですが(公式発表されています!)、ガムラ・スタンのあたりもモデルになっているような?! 中心街のやや近代的な建物と違い、とてもクラシカルでホントにかわいらしい町並みです。特にストールトルゲット広場あたりはオススメ。(この広場にあるカフェでビール休憩しました!)

ストールトルゲット広場
ビール休憩
中世の町並みやルネサンス建築、後世の付け足しされた感じが、現在この街の魅力のひとつとなっているそうです。 ちなみガムラ・スタンは、Staden mellan broarna (橋の間の街、という意味)とも呼ばれるらしいですよ。確かに納得する名称・・・。
裏街並み
「Fotografiska」という写真美術館
次にやってきたのは「Fotografiska」という写真美術館。 横浜の赤レンガ倉庫のような佇まいで、ロゴもクールです。
展示写真

ちょうどNick Brandt氏の展示をやっていましたが、圧倒的な世界観です。

この日のディナーは、日本でいう代官山?っぽいエリア「セーデルマルム」にあるスウェーデンの伝統料理が食べられるレストランへ。
【2日目のランチやディナーの様子はこちらからどうぞ】 

今日はストックホルムを歩き倒したので、さすがにヘトヘトになり、帰りは、初地下鉄に乗って、ホテルへと戻ったのでした。

Author: YUMIKO TAKEYAMA