私たちの製品サイトは、2026年7月から9月の2か月で、Google に登録されたページが211から32に減りました。
その間に増えたのが、Search Console の「クロール済み - インデックス未登録」です。
9月17日の時点で177件ありました。
原因は、サイトの設定の不具合ではありませんでした。
似た構成の短い記事を増やし続けたこと、外部からのリンクが無かったこと。
この2つが重なったものと、私たちは見ています。
直す途中で、判断を2回間違えました。
この記事では、そのときの数字と間違えた理由、順番に見直してきた内容をまとめます。
同じ表示が増えて困っている方が、遠回りを減らす材料になればと思います。
「クロール済み - インデックス未登録」が示していること
Search Console の「ページ」のレポートには、登録されなかった理由が並びます。
Google の説明によると、この表示は、ページをクロールしたものの、インデックスには登録していない状態です。
同じ説明の中に、Google はウェブ上のすべてのページを登録するわけではない、とも書かれています。
つまり Google はそのページを見に来ています。
見たうえで、検索結果に載せなかったということです。
ここが、よく似た表示の「検出 - インデックス未登録」との違いです。
こちらは存在を知っているものの、まだクロールしていない状態を指します。
この2つは、疑う場所が変わります。
「検出」が多いなら、内部リンクやサーバーの負荷など、Google が見に来られない理由を探します。
「クロール済み」が多いなら、見に来たうえで載せなかった理由、ページの中身やサイト全体の評価を探します。
登録211から32へ、私たちのサイトで起きたこと
製品サイトの記録を並べると、次のようになります。
| 時点 | 登録済み | クロール済み - インデックス未登録 |
|---|---|---|
| 2026年7月24日 | 211 | 記録なし |
| 2026年8月29日 | 137 | 101 |
| 2026年9月17日 | 32 | 177 |
| 2026年10月24日 | 25 | 183 |
8月に調べたとき、未登録の大半はお知らせの個別記事でした。
AI や Web 業界のニュースを要約した記事を、毎日ほぼ同じ構成で公開していた時期です。
ところが減ったのは記事だけではありませんでした。
9月にはトップページや会社の説明ページまで、登録から外れていました。
3か月の成果は、もっとはっきりしていました。
7月31日から10月30日まで、製品サイト全体の表示回数は16回です。
これは1ページではなく、全ページの合計です。
1回目の間違い。一括の noindex で、流入のあったページまで塞いだ
最初に打った手は、記事を検索から外すことでした。
独自性の低いニュース記事が足を引っ張っていると考え、8月29日から9月4日にかけて、既存の188本に noindex を入れました。
noindex は、ページを公開したまま「検索結果に載せないで」と伝える指定です。
この方針そのものは、今も間違いとは思っていません。
問題は、記事ごとの実績を見ずにカテゴリで一括に入れたことです。
188本の中には、7月に実際の検索流入があった9ページが含まれていました。
数少ない、検索から人が来ていたページを、自分たちで塞いだことになります。
9月16日に、その9本と別のカテゴリの18本、合わせて27本を検索対象に戻しました。
それでも解決にはなりませんでした。
9月17日に確かめると、未登録のうち noindex が原因のものは32件だけでした。
177件の「クロール済み」とは、別の問題でした。
もう1つ反省があります。
この一括変更は更新日時を残さなかったので、あとから「いつ何を変えたか」を追えませんでした。
一括で変える時は、対象の一覧と戻す手順を先に用意する。
10月の見直しでは、この形に改めました。
2回目の間違い。「Google が来ていない」と読み違えた
次の判断ミスは9月16日です。
サーバーのアクセスログを見て、Googlebot が実際のページをほとんどクロールしていない、と結論づけました。
結論が正しければ、直すべきはクロールの経路です。
でも、この読み方が誤りでした。
そのログは同じサーバーの複数サイトが混ざっていて、どのサイトへのアクセスかを見分けられない形式でした。
判別できないログから、来ていないと言い切ってしまったのです。
Search Console の「前回のクロール」の列を見ると、日付は広く分布していました。
Google は来ていたのです。
問題の立て方が変わったのは、そこからです。
「クロールされない」ではなく、「クロールされるが、載せる価値がないと判定された」。
表示の名前を素直に読めば最初から書いてあったことに、私たちは2週間以上かけて戻ってきました。
同じ CMS の別サイトと比べて見えた違い
切り分けに役立ったのは、同じ CMS で動かしている別のサイトとの比較でした。
システムも運営者も同じで、記事を AI で作る流れも同じなのに、そちらの記事は投稿の翌日に登録されていました。
これで、CMS・robots.txt・canonical・サイトマップは原因から外せます。
9月17日時点の、記事の作りを比べたものがこちらです。
| 比べた点 | 製品サイトのコラム | 別サイトの技術ブログ |
|---|---|---|
| 本数 | 69本 | 258本 |
| 同じ構文のタイトル | 48本 | 0本 |
| 本文の長さ | 約700字 | 1,800〜3,000字 |
| h2 見出し | 0本 | 5〜7本 |
コラムの7割が、同じ言い回しで始まるタイトルでした。
記事を作る指示書に、問いかけで始めて3〜4段落で書く、という型を置いていたのが原因です。
指示書のとおりに毎日作ると、同じ形の記事が並びます。
当たり前のことですが、1本ずつ読んでいる間は気づけませんでした。
Google のスパムポリシーは、独自性に乏しい内容を大量に作ることを、作り方を問わず問題にしています。
生成 AI で価値を足さずに多くのページを作ることも、例に挙げられています。
私たちのサイトがこれに当たるかどうかは分かりません。
ただ、役に立つコンテンツの自己評価の項目にある「独自の情報があるか」「実体験に基づいているか」に、あの記事は答えられていませんでした。
もう1つの差は、サイトの外からの評価です。
当時の製品サイトには、外部からのリンクがほとんどありませんでした。
登録の判定理由を Google は公表していないので、ここは私たちの推定です。
それでも、トップページまで外れたことを考えると、個別の記事だけの話ではないと考えています。
今やっていること。削る、厚くする、書く場所を変える
今の対応は、次の順番で進めています。
- 9月17日に、記事の型をやめた。タイトルの決まり文句を禁止し、見出しを入れ、実際に起きたことと数字を書く形にした。
- 9月25日に、新しいコラムを毎日から週2本に減らし、本文3,000字以上、h2 見出し5〜7本にした。空いた分は既存記事の書き直しに回している。
- 10月24日に、検索に出ていた131本を実績で仕分けた。7月11日から10月21日までの表示回数・クリック数と本文の量を1本ずつ見た。
- 10月25日に、表示0回で短い記事など100本を noindex にして、検索に出す記事を32本に絞った。うち12本の中身は機能ページやまとめ記事へ移した。
- 11月3日から、検索語を狙う新しいコラムをこの会社サイトで書き、製品サイトの機能ページへリンクする形にした。
最後の変更には理由があります。
同じ時期の会社サイトは、登録済み43件、「クロール済み - インデックス未登録」は0件でした。
10月に公開した#02の記事は、約10日で15回の表示を取りました。
製品サイト全体の3か月分とほぼ同じ数字です。
評価のあるドメインで書き、そこから製品の説明へ人を送るほうが、今は無理がないと判断しました。
正直に書くと、製品サイトの登録数が戻ったかどうかは、この記事の時点ではまだ分かっていません。
Search Console の反映には時間がかかるので、数字が動いたと言える段階ではないからです。
ここまでに書いたのは、効いた方法ではなく、私たちが今試している内容です。
同じ表示が増えた時に、見ていく順番
遠回りを振り返って、次に同じことが起きたらこの順で見ようと決めたことがあります。
- Search Console の「ページ」で、未登録の理由ごとの件数を書き出す。「クロール済み」「検出」「noindex」を混ぜない。
- 同じ状態の URL の一覧を開き、「前回のクロール」の日付を見る。アクセスログだけで判断しない。
- 一覧をカテゴリや URL の形で分ける。記事だけなのか、トップや主要ページまで及んでいるのかを確かめる。
- 登録されている自社の別サイトや別カテゴリと、タイトルの形・本文の長さ・見出しの数を比べる。
- noindex を入れる前に、記事ごとのクリックと表示回数を確かめる。流入のあったページを除いてから入れる。
- それから、削る記事・厚くする記事・統合する記事に分ける。
1本ずつ再クロールを依頼する方法もあります。
私たちも機能ページで試しましたが、登録を保証するものではなく、1日に送れる数にも限りがあります。
Google も、重要な変更が無ければ再クロールの依頼は要らないと案内しています。
主要なページに絞って使うのがよいと思います。
私たちが作っている CMS「コンテナ」では、記事ごとに検索に出す・出さないを切り替えられて、noindex にした記事はサイトマップからも外れます。
今回の仕分けも、この設定を使っています。
ページの種類ごとの作りは 投稿記事・固定ページの機能、記事ごとの数字の見方は アクセス解析の機能 にまとめています。
もちろん、設定できることと、正しく判断できることは別です。
私たちは設定を持っていながら、1回目を間違えました。
記事を増やしても登録が増えない時は、書き足す前に、未登録の理由の内訳を1度見てみてください。
コンテナの全体像は、コアゲートのサービス紹介 で紹介しています。
この記事は、Search Console の記録と社内の作業記録をもとに AI が書いています。
施策の判断は社内の担当者が行いました。


